このことを友人に話すと、友人も同じく、その年を越すのに、エネルギーがかなり要ったと言っていた。
だけど、その年以外は、ごく普通に何ともなく新年を迎えている。
今年はというと、「始まりは終わり、終わりは始まり」と、よく物語の最初の方で語られるように、何だかそんな感覚と共に一年が始まったような気がする。一年の始まりと終わりが、親指と人差し指をくっつけて輪っかを作るみたいにくっついている。あるいは、一本のロープの端と端をつなげて輪にしたときの、結び目が現時点であるかのように思った。
この一年の終わりが既に私の手元にある。そうであるならば、何と目出度いことか。きっとこの一年は、途中何があっても無事に終えて、私の手元に戻ってくるのだと思う。
でも、去年の大晦日にアップする予定だった、レニーニの曲を今日アップするのはどうだろうか。去年の年末がくっついてきてしまった気もするし、今年の年始も年末も、そして去年の年末も1箇所でくっついていれば、何も不自然ではない気もする。
「最後」を歌った曲は多いけれど、必ずその次が始まるような気がしてならない。
O Ultimo Por do Sol
最後の日没
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